hypersthene

鉱物学的には「enstatite/エンスタタイト(頑火輝石がんかきせき)」のこと。かつてエンスタタイトは「bronzite/ブロンザイト(古銅輝石こどうきせき)」「hypersthene/ハイパーシーン(紫蘇輝石しそきせき)」「ferrohypersthene/フェローハイパーシーン(鉄紫蘇輝石てつしそきせき)」「eulite/ユーライト」に分類されていましたが、それらの名称は廃棄されて現在ではエンスタタイトに統一されています。

しかし、ギリシア語の超越を意味する「huper」と強さを意味する「sthenos」に由来する「hypersthene」という名称は、いわゆる天然石やパワーストーン的表現には意味深な感じがもってこい。もっぱらこちらの名称で表記されています。

「エンスタタイトキャッツアイ」と呼ばれる独特のベルベットのような光沢が、濃茶と奥の深いところでかすかに見え隠れするような濃紫が混ざり合ったような色合いを引き立てる美しい景色の石です。
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