sugilite

スギライト(杉石)は愛媛県の岩城島で日本人によって発見された鉱物で、1944年に発見されていましたが、村上允英氏のチームによって研究が進められ、1976年に国際鉱物学連合(IMA)に新鉱物として認定されました。村上氏の恩師である岩石学者・杉健一郎博士の名前にちなんで名付けられ、今では世界三大ヒーリングストーン(チャロアイト、ラリマー、スギライト)の1つとしてとても人気の高い鉱物となりました。


スギライトの原鉱物は数ミリ程度の微細な結晶で、写真にもあるように光沢はありません。普通宝石や玉屋で扱うスギライトはスギライトの結晶粒の間をカルセドニーが埋めているために光沢をもち、カットや研磨に耐える強度をもつことができています。

発見されたのは日本ですが、日本で発見されたスギライトは緑色の鉱石で、宝石として流通している今良く知られているスギライトはマンガンを含んで紫色になっているアフリカのウィーセル鉱山産のもののみです。

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