rose quartz/smoky quartz

 ローズクォーツ(薔薇石英)は半透明〜透明でピンクの石英結晶のことです。水晶の外形をみせることは少なく、通常は1cm未満の塊状で産出します。ピンクの色は微量のチタンを含有していることが要因です。
 マダガスカル産のローズクォーツは特にクオリティが高いことで知られており、石の結晶の包囲に注意してカボッションにカットすると星状の線状反射光が現れます。

 スモーキークォーツ(煙水晶)は淡褐色〜ほぼ黒色の石英で、黒味の強いものは特に「モリオン」と呼びます。色はアルミニウムの含有によるものと、ウラニウムやトリウムを含有する鉱物が産出する場所で放射線の影響を受けることで着色します。スコットランドのケアンゴーム山脈から産出するスモーキークォーツは放射線の影響を強く受けた濃い色合いのものでその名の通り「cairngorm(ケアンゴーム)」と呼ばれます。

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