spinel

スピネル(尖晶石)はその結晶が先端の鋭い八面体であることから、ラテン語の「小さな刺(とげ)」を意味する「spinella」にちなんでいます。スピネルという名称は実は化学組成の異なる21種類の鉱物群のグループ名。多くの色彩を持ちますが、大抵の場合は淡くピンク色を帯びている石です。

昔は研磨されたものは見分けがつかずルビーやサファイヤと同じものと考えられていて、その有名な例としては、イギリス王室の王冠にセットされている「Black Prince's Ruby」は50×40ミリの大粒のスピネルだと判明し、同じくクィーン・エリザベスの所有する「The Temur Ruby」もスピネルであることを、クィーン・エリザベス自身が公表しています。
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