quartz

水晶は透明な石英に対する名称。古い時代からほとんどあらゆる種類の容器や球が石英の大型結晶から削り出されてきました。水晶に対する英名「rock crsytal(ロッククリスタル)」は、天然の水晶とガラスを区別するための名称で、中世後期に無色透明のガラスを作る技術が生まれそのガラスに対して「クリスタルガラス」という名称が用いられるようになった頃から使われています。古代ギリシャ人が無色透明の水晶を「krystalos」と呼んでいたことがクリスタルの語源です。「quartz(クォーツ)」という名称は古いドイツ語で、1530年に著されたアグリコラの著作の中に初めて登場しますが語源は不明です。

石英は長石、水についで3番目に多い鉱物で、結晶形を見せる石英は通常無色透明(水晶)あるいは白色半透明(ミルキークォーツ)ですが、含有成分によって様々な色彩をあらわす変種があります。

水晶はシャーマニズムの習慣では通常見ることの出来ないことを可視化するための道具と位置づけられています。オーストラリアのアボリジニや、北アメリカのプレイリーは、水晶をお守りにしたり展望を得るために使用しました。古代には、水晶はかつての氷であり、あまりにも硬く凍結したために溶けなくなったものだと考えられていました。

玉屋ではあらゆる形状、あらゆるサイズの水晶を、玉屋物のポイントやベースに使用していて、特に本水晶の丸玉はビーズになっていることが透明感の妨げにならないように、穴の内部も研磨されているものを使用しています。

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