amethyst/ametrine/citrine


天使の羽のような、薄く繊細なフラワーアメジスト

レオナルド・ダ・ビンチの「アメジストは邪悪な想念を霧散させ、知性の働きを活発にする」という言葉に象徴されるように、聖職者が持つ石として常に人の身近で愛されてきた石。
女神ダイアナに忠誠を誓うアメジストという名の女性おり、頑なに純潔を守り続ける彼女に怒ったデュオニソスが飢えた虎に彼女を食い殺すよう命じたところ、ダイアナが彼女を救うために白い水晶に変えてしまい、自責の念に駆られたデュオニソスの涙が赤ワインに落ち、その赤ワインが白い水晶に落ちて紫色になったために、紫の水晶をアメジストと呼ぶようになった、というギリシャ神話の記述に基づいています。しかしギリシャ神話って・・・。

シトリンはアメジストと同じ産地で産出されることが多く、そのためにアメジストの中に帯状のシトリンをもつ石が産出することがあり、それを「アメトリン」と呼びます。天然のシトリンは非常に貴重で、アメジストを熱処理することで簡単にシトリンカラーになることからアメジストを加工して作られることがほとんどですが、アメジストは熱処理するとすぐに色を変えてしまうので、カラーグラデーションのあるアメジストやアメトリンなどは、天然色のそのままと考えていただいて良いと思います。


カクタスアメジスト

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